「夜に遊べる場所が少ないんだよねえ」とか、「お盆に親族が帰ってきた時に、連れて行けるイベントがあったらいいのにね」
この会話、私が移住してきてから何回聞いたことでしょう...
私も踊りたい気分だったし、この辺はちょうど夏祭りが途絶えていたし、
会場に良さそうな駐車場もあるし。
やってみるかー、と始まった企画でした。
まず、協力者やメンバーを探す所から。
夏祭りって、歩いて行ける距離を会場にしている事が多いですよね。すると必然的にお客さんは周辺地域の方。だから会場周辺の方々にお声かけして行ったのですが、初めは賛成より反対の声がほとんど。「こんな所でやっても、人は来ないよ」「色々理由があって途絶えたんだから」と、ごもっともな意見が。
むむ、どうしよー
その後もヒアリングを続行。話を聞いていると、この地域の暗黙のルール
(踊り方、音楽など)、そもそも私のような何も知らない人が言い出しっぺである事に抵抗がある人もチラホラいたり。
そんな時は、心優しい地元の方が仲介役を買って出てくれ、各キーパーソンたちにつないでくれました。
そして、協力してもいいよー楽しそう!
という人たちと実行委員会を結成。
ミーティングを開始!
...しかし。
やぐら、唄、踊り方、会場のレイアウト、ステージ企画、考えることは山ほどあるし、皆それぞれこだわりがある。どんなお祭りにしようか?会議は長引きます。....ふっ、腕がなるぜー
テントは何軒はれるのか?
を考え中。地元の出店者の方たちと、レイアウトや、何を売るのかを調整するんですが、私は皆さんが決める過程を、そっと見守ります。(あと保健所の申請したり)でも、夜の出店って心が踊るので、どんな風になるか、とても楽しみになってきました。
(ん?はじめは反対してた人も、最近は協力してくれているな...と感じ始めたのも、このころ。)
夏祭りと言ったら、盆ダンス!
踊り上手なマダムと、
心優しい婦人会の皆さんと本番さながらの練習。
流れるような踊り方に、うっとりしたり。
「一晩中踊ったのよ!」という姐さんたちの熱い青春時代に想いを馳せたり。
地道に協賛を募ってきたこともあり、
景品を届けてくれる人が、続々と集まりました。「これ欲しいわ」という者がチラホラ。いいなあ、参加者...。
また、現金での協賛をしてくれる人もたくさんいました。「また余計なことやって〜」と言いつつ、その場で協賛金をくれたり。ありがとう。頑張ります。
会場の真ん中には、やぐら。
お近くの地区(針道という、東和の中でも若い人が多い辺り)に、やぐらのレンタル&搬入搬出をお願いしたところ、快諾してくれました。
彼らも自分たちが主宰する夏祭りがある中、ユニック動かしてくれたり、設営したりと、めちゃくちゃ動いてくれました。感謝。
ありがとう、若蓮。
若蓮がいなければ、メインのやぐらがマジで無かったかもしれない。
(あと、このやぐらを作ったの、うちのご近所さんだから、その辺も嬉しかった)
私的に、この日一番面白かったのは、
若蓮と実行委員のおじちゃんたちの、
微妙な距離感。
多分、気恥ずかしさとプライドが入り混じったような....。でも、やることがハッキリしてるから仕事を着々とこなしていく感じ。
...ふふふ(←この日も特に役立つ動きはしていない)
この頃になると、知らない人から声をかけられることが増えてきた。
「12日の夏祭りは、どこでやるの?」「やぐらはどうするんだい」「参加賞はもちろんあるんだろうね」
などなど。あんまり注目されてないのかなーと持ってたけど、
意外にみてくれている人がいて、じんわり嬉しくなりました。
ついに迎えた本番。
「関係者以外、来てくれなかったらどうしよう...」朝からドキドキ。
当初は反対されてしまったり、なかなか企画の中身が固まらなかったり、前途多難な夏祭りでした。
でも本番が近づくにつれて、気づくと協力者は50人近くに上り、お祭り熱が高くなっていくのを、
私も周りも、感じていたのかなあ...と思います。
お祭りのトップバッターを飾るのは、「チームゆるゆる」!
彼らは二本松市を拠点に、西アフリカ音楽を楽しんでもらうべく演奏してます。こうして出演依頼をするとかけつけてくれるんですが、「大切なのは、基本練習!」という、骨太な方たちなのです。クール!
西アフリカンミュージック、Hoooooo!!
徐々にお客さんが集まり始め、子どもたちもジャンベ(アフリカの太鼓)に興味津々。「触ってもいいよ〜」とお兄さんが近付き、一緒に叩いたり。
心が弾むね!(動画載っけたいんですが、どうしたらいいんだろう)
今回の出店者も、できるだけ地元の方にお願いしました。
金魚屋さんも、近くの区長さんにお願い(色々無茶なリクエストに応えていただき、頭が上がらない) 「こいつ誰だ?」くらいの距離感から始まり、最終的には、こういう場を作ることができて、良かった!
いつもお世話になってる、酒豪が集まるふくしま農家の夢ワイン。
社長自ら「12日は、ワイナリー全員参加だ!」と言ってくれて、
しかも本当に来てくれて、マジありがたい。
そしてずっと飲んでいたね。(そして大分酔っ払っていたね)
そして、嬉しかったのは
予想以上の来客があったこと。
当初「100人来てくれたら、バンバン(上々の出来)」と実行委員会では弱気だったのですが、
用意した景品300個がハケてしまったので、300人以上は来てくれたと思います。
あと、東和に子どもがこんなにおったんか
というくらい、お子さんと親御で来てくれて、本当和やかでした。
みんな、とっても可愛くしてきてくれたね〜^^
。。。。むふふ
チームゆるゆるの演奏が始まった時に、
正面にドカッと座って、アイスをほおばった彼。渋い。
今回、予想以上に寄付をしてくれる方が多かったため、
花火屋さんに打ち上げ花火をお願いしました。
これが予想以上に喜んでもらえて。「きゃ〜!」という声、最高でしたね。
ラストは、参加者への景品の引き渡し。
わちゃ〜っとなってますね。。
みんな来てくれてありがとう。